0ゼロから始めて確実に夢を叶える農業起業(WC611.7)

著者   蓮見よしあき(農起業家)
出版社 みらいパブリッシング

「農起業家」と言う言葉を耳にされたことはありますか?
現在、農業への関心が高まっています。

その要因として、2009年の農地法改正により権利取得規制が緩和されたことがあり、これまで農業とは無縁であった企業が新規参入するようになりました。流通業のスーパー(イトーヨーカ堂やイオン)、コンビニ(ローソンやセブン・イレブン)、外食産業(モスバーガー)などは、新聞・ニュースでも取り上げられたことでご存じの方も多いと思います。
本書は、資金を持った大企業が農業参入するのではなく、一般の個人が異業種から農家になる「農業起業」のススメについて書かれています。「農業起業」とは、まず個人レベルで始めて利益を確保しながら、規模を拡大したければ法人化していくという手法です。
著者は「農起業家」「農起業アドバイザー」という肩書きを持っています。脱サラ後、苗木一本一本を手植えすることからスタートし、9年後に長野県東御市でワイン用ぶどう、巨峰の栽培を営む「はすみふぁーむ」というワイナリーを設立するまでに至りました。農家として独立し紆余曲折を経てやってきた経験をふまえ、農業起業成功の秘訣やノウハウが余すところなく記載されています。
FacebookやTwitterなどのSNSを駆使して年間1万本以上のワインを出荷している事例や、生産(1次)×加工(2次)×販売(3次)を掛け合わせた「6次産業化」によって、ワインのブランディングに成功した事例など興味深い内容が満載です。